2025/05/17 16:56

わたしは、犬種問わず犬がいちばんかわいい姿って“裸”だと思ってる。
特にフレンチブルドッグは、ずんぐりむっくりで、ムチムチで、
何も着ていないそのままの姿が、いちばん魅力的。
初めて出会った日も、ギブリは裸ん坊だったしね。
小さくてコロコロの身体で、ぴょんぴょんしながら走ってると思ったら、まっすぐこちらを見ていたあの姿に、一瞬で心をつかまれた。
だから今でも、
「あんた、何も着てないときがいちばんカッコイイぞ」って、正直思ってる(笑)
でも、ギブリは冬は寒がるし、肌もそんなに強くない。
季節によっては、服を着ていた方がラクそうに見える。
花粉の時期や、雨上がりの泥道、そんなときにも、服が役に立つ。
ギブリは「寒いです」って目や身体で訴えてくるときもある。
(私はギブリと話せてると思ってるからね、笑)
でも、「今日はトキメクのあの服を着たい気分だから着せて!」なんてお願いしてきたことは、もちろん、ない(笑)
寒さをしのぐ方法は、
本当は毛布でも、私にくっつくことでもいいんだと思う。
その方がコミュニケーションとしては健全だと思うし、私にとっても嬉しい(笑)
だからやっぱり、犬服って、こっちの都合で着せるもの。
つまり、少なからず“人間のエゴ”。
でも、その“エゴ”も、わたしなりの飼い主としての優しさのつもりでやってる。
寒くてお散歩で歩く気になれない日や、キャンプの夜の震えながら寝てる日。
ヨイショと服を着せてあげたら、満足そうに歩き出したり、スヤスヤと眠りはじめたときたとき。
かつて「犬に服って…?」と思ってた私なのに、
今こうして、ギブリのためと思って作った服があってよかったな。って思う。
そして——
「裸がいちばん!」って言ったことと矛盾を自覚しつつも、
着てくれた姿を見て、ちょっとだけ気分が上がってる私もいる(笑)
それもまた、悪くない。
服は、犬への愛情のひとつのカタチ。
My booの服は、
飼い主の思う“かわいさ”や“着飾り”のためじゃなく、
毎日の中で「あってよかった」と思えるものにしたい。
そのうえで、飼い主の気持ちもちょっと上がるような。
そんな“一着”だったらいいな。と思って今日もミシン踏んでます。